大切な人との
コミュニケーションギャップを断ち切る
《未来志向型 幸せエコーフレーズメソッド》
心理カウンセラーの田山 夢人です。
こんなことありませんか?
「あの人はきっとこう思っているから、
私がこれをしてあげなきゃ。」
「きっとあの人のことだから、
私がやってあげよう。」
「本当はやりたくないけど、
やらなきゃ面倒くさくなるし、
いいや、私がやってしまえ。」
ちょっとお待ちください!
それは本当に
あなたがやるべきことでしょうか?
もしこういった考えが
日ごろから強いのであれば、
もしかしたら
共依存
に陥っているかもしれません。
もしくは今はまだ大丈夫でも、
これから大変かもしれません。
今日はそんな共依存的な
コミュニケーションから抜け出すための
アドラー心理学の考え方をお話していきます。
先ほどの続きですが、
あなたの「あの人はきっとこう思っている」は事実でしょうか?
あなたが相手のやることを
肩代わりすることで、
相手はどんなことを学ぶと思いますか?
アドラー心理学では、
課題の分離
という考え方があります。
この考え方ができるようになり、
実践できるようになると、
相手にむやみに干渉しなくなるし、
自分も相手も自立した健全なパートナーシップを築けるようになります。
例えば、夫が頼まれた仕事があるとします。
これをやらずに放っておけば、
その責任や結末を引き受けるのは
夫ですね。
しっかりと仕事をした場合も、
その結果や恩恵を受けるのは夫です。
他の誰でもなく、夫です。
ということは、
この仕事は夫がやらなくてはいけない、
「夫の課題」であると、
アドラー心理学では考えるんですね。
この「夫の課題」を、
仮に妻が肩代わりしたとしましょう。
仕事が失敗しても、
その結果は夫に降りかかりますね。
でも夫はもしかしたら、
その後に妻を責めるかもしれません。
「もっとちゃんとやれよ!」
「何でそんなミスするんだよ!」
「お前になんか任せなきゃよかった」
人のせいです…。
仕事が成功しても、
その結果はもちろん夫に降りかかる。
喜ぶかもしれないし、
妻に感謝もするかもしれません。
でも、
味も占めるかもしれません。
一度や二度ならいいかもしれない。
でも何度も何度も
他人の課題を肩代わりしていれば、
コミュニケーションギャップが広がっていきます。
相手は、
「いざとなったら妻がやってくれる」
「俺がやらなくても勝手に妻がやるだろう」
相手はどんどん依存的になって、
他責的になっていくかもしれません。
相手のために、
良かれと思ってやったことが、
コミュニケーションギャップとして広がっていき、
二人の心の距離を
遠ざけていってしまうかもしれません。
もちろんこうなるとは限りません。
いい方向に傾くこともあります。
人それぞれですね。
とまぁ、夫の課題はわかった。
じゃあ妻の課題って何?
それは、
相手がそういった状況になった時、
手伝いたくなってしまう気持ちだったり、
やってあげなきゃと思ってしまう気持ちと
どう向き合うか。
この起きる感情や気持ちは、
自分の中に眠る「ルールブック」が関係しています。
おそらく、
相手を手伝わなきゃいけない理由が
無意識の部分にあるのです。
手伝わなきゃ捨てられるとか、
相手のお世話をすることで
自分に価値を感じたいとか、
自分が何もかもやることで相手を支配したいとか、
結構ダークな部分も出てくるかもしれません。
そんな自分のルールと
どう向き合うかが自分の課題です。
とは言いましても、
相手をお世話したくなることは、
ひとつの能力です。
これは素晴らしい長所。
相手のことを思う力がある。
相手を放っておけないのは、
とっても優しいってことでもありますね。
でもね、
何でもかんでも、
相手がやるべきことをやってあげていると、
その関係性の行きつく先は、
あまり素敵なところにはいかないかもしれません。
手を出してしまう前に、
しっかりと
「自分の課題」
「相手の課題」
整理してみてください。
そうすることで、
既に陥ってしまっていた共依存的関係や
コミュニケーションギャップも解消することができます。
自分の課題は、何ですか?
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