うつ病は幼少期の家庭環境で決まってる?

大切な人との
コミュニケーションギャップを断ち切る
アドラー心理学カウンセラーの田山 夢人です。

 

 

友人からLINEをもらいましてね
精神科のお医者さんから
こんなこと言われたんですって。

 

「幼少期の家庭環境で、あなたのうつ病は決まってましたって言われたんだ。もやもやしてます。。。」

 

見た瞬間に
医者に対して「は〜!?」
となりましたよね。
そりゃモヤモヤするわ。

 

まずね、

 

うつ病が発症するかどうかは
幼少期の家庭環境では決まりません。

 

誰しもが突然うつ病になり得るんです。
あなたも例外じゃないし
私もなるかもしれません。

 

確かにその時々の環境は
影響因として考えられます。

 

でもね、
過去の育った環境や過去の体験が
将来のうつ病発症を決めることはありません。

 

決定因となるのは
常に「今この瞬間」だけです。

 

今置かれている環境
今関わっている対人関係
今就いているお仕事
今の自分のライフスタイル(≒性格)

 

これらがかけ合わさり
現象となって現れる
その時の状態によっては
うつ病として診断されるわけです。

 

今回ね、
私の個人的な1番の
「は〜!?」ポイントは、

 

“過去の体験が今を決定している”

 

というお医者さんの
運命決定論的ニュアンスな発言ね。
原因論的とも言えるかもしれない。

 

まぁ科学的立場の違いだからいいんだけど、

 

それでも、
もし過去で今が決定しているなら
今の私たちにはなす術ないと思いません?

 

なることが決まっているのなら
治ることも決まっているかもしれないし
もしくは治らないことも
決まっているかもしれない。

 

いやね、
そういう立場の
意見であることは否定はしません。
色んな立場があるから。

 

だけど、たとえそう思っていても
患者さんにそれ言う!?って思うんですよ。

 

たった今、あなたは患者さんの
家庭環境を否定したかもしれないんだよ?
患者さん本人の希望を
奪ったかもしれないんだよ?って思う。

 

本来、治療するはずの医者が
考えなくていいような
関係ないような事柄まで
問題に見せたり紐付けさせて
悪化させるようなことをしないでほしい。

 

明るい希望を持たせてほしいんだよね。

 

少しでも前を向けるように
あたたかく勇気づけてほしい。
私はそう思うんです。

 

結構、多いんですよ。
私のところに来る方で
お医者さんや臨床心理士、
公認心理師さんたちに傷つけられてくる人。

 

もちろん、その人たちが
みーんな悪いわけじゃない。
中には素晴らしい方もいる。

 

でも、何かやけに多いんですよね。
こういった事例が。

 

国家資格を持っていても
試験に受かることと
実際に治す力や
対人援助スキルを持っているかは
案外、別の話です。

 

しっかりと見極めていく必要がありますね。

 

私もまだまだですが、
それでもお医者さんたちには
もっと勉強してもらいたいなって思います。
お国からのお墨付き貰ってるんですから。

 

まぁ余計なお世話というか
他人の課題ですけどね。

 

私は私のところに
来てくださった方のために
さらに勉強に励んで臨床にのぞみ、

 

その人が生きづらさから解放されて
自分らしく生きられるよう
援助していきたいし、

 

同時にアドラー心理学の
深い部分を心得た
カウンセラーを育てていくことも
自分の課題として頑張っていこうと思います。

 

あなたの人生も、
行動さえ起こせば必ず素敵なものになります!

 

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