パニック発作などの症状は悩みの本質ではない

大切な人との
コミュニケーションギャップを断ち切る
アドラー心理学カウンセラーの田山 夢人です。

私は以前、動悸が止まらない!
このままこの動悸が続いたら死んでしまうのではないだろうか…
という時期がありました。

 

パニック発作です。

 

ドキドキではなく、
もはやドクドクドクドクって感じ。
怖かったですね。

 

その時の私は
何とかこの動悸を治す方法はないかと
循環器専門の病院に行ったり、
色んな本を読み漁り、
自分でもできる限りのことをしていました。

 

でもそれで特に
症状が良くなったとかはありませんでした。

 

むしろ症状を消そうと躍起になったことで、

 

「自分にはパニック発作があり、動悸が起きてしまう!」

 

というイメージを強めていく形になり、
より症状が強くなっていくという悪循環に落ちていたのです。

 

しかし、今はその症状がまったく起きていないのです。

 

無くなったタイミングは覚えています。
それはやはり、アドラー心理学を学んでからです。

 

今思い返せば私はこの動悸でよく

 

「動悸起きやすいからやめとく」
「動悸がひどいのでコンクールはちょっと」

 

みたいに、
動悸をふんだんに使って
自分の抵抗のあることや嫌な人間関係を避けてたんです。

 

案外、症状を利用してたんです。

 

それが、アドラー心理学を学び、
生活や考え方を変えていく中で

 

「自分はこれをやっていきます」
「これが私です」

 

という意志を
周りに発信したりちゃんと伝えていく中で、
気づいたら症状が消えてたのです。

 

症状の出番がなくなったんでしょうね。

 

アドラー先生は「すべての悩みは対人関係に由来する」と言いました。

 

これは私自身もそうだったし、
多くの方とカウンセリングを通して
様々なケースを見てきましたが、
これはまさにそうだなと納得しています。

 

パニック発作による動悸や過呼吸、
強迫神経症による確認行為、不眠症など、
そこをいくら掘っても、いくら根絶しようとしても、
また新たな症状が出てくるだけ。

 

症状というのは、悩みの本質じゃありません。

 

症状は自分が無意識に持っている目標を
叶えるための手段に過ぎないのです。

 

必ず「何か」に使われているんです。

 

そこを見つけないことには
神経症的な症状は改善しませんよ。

 

あなたがもし何かしらの症状に悩んでいるのなら、
一度、この視点で見直してみるといいかもしれません。

あなたも過度なストレスから解放されて
幸せな人生を歩むことができますからね。

 

そのカギは、アドラー心理学にあるかもしれません。

 

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