恋愛依存症を「愛着」という視点で捉え直してみる

恋愛依存・共依存・AC専門
大切な人との
コミュニケーションギャップを断ち切る
アドラー心理学カウンセラーの田山夢人です。

当カウンセリングオフィスでは、恋愛依存症や共依存、回避依存などでのご相談も多く寄せられます。

その大半がこれまでカウンセリングを受けたけどいまいちよくならなかった、変化を感じられなかったという方たち。

そんな方に、私はときたま「愛着」のお話をしています。

このブログを読まれているあなたが、恋愛依存や共依存で悩まれているのなら、「愛着」という視点で恋愛依存や共依存、回避依存を一緒に考えてみると、これまで見えなかったことが見えてくるようにるかもしれません。

|「愛着」とは何か

愛着というのは、主に幼少期に母親など特定の養育者との間にできる絆のようなものです。

幼少期の育ってくる環境の中で、うまく養育者との関係性が築かれてくると愛着が安定して、のちに大人になってからも人とのコミュニケーションや自分の精神状態も安定しやすく、困難を感じにくくさせると言います。

逆に、幼少期にコミュニケーションが不足したり、無視や育児放棄過干渉などがあると愛着が安定せずに不安定なものとなり、大人になってからもコミュニケーションがうまくいかず、恋愛関係などの親密な関係性に悪い影響が出たり、日常生活で支障が出てきたりしやすくなるのです。

|育った環境を振り返ってみる

恋愛依存や共依存のお悩みを抱えている方は、一度自分が育った環境、特に家族との関係性を振り返ってみることで、今現在、自分がとってしまうコミュニケーションの理由が紐解けてくることがあります。

アドラー心理学ではその人の人生におけるコミュニケーションパターンや認知パターンというのは10歳前後までに決まるとも言われています。

そう考えてみても、幼い頃の家庭の影響はやはり無視はできないなと感じます。

そんな幼い頃に決めたパターンが、今現在、あなたの対人関係において相手とのコミュニケーションギャップとなって現れているのです。

あなたの母親との関係性はどうでしたか?父親との関係性はどうでしたか?家庭環境はどんなものでしたか?ぜひ振り返ってみてくださいね。

|「愛着」は影響に過ぎない

とはいえ、ここで注意したいのは、育った環境や「愛着」というのはあくまで影響に過ぎないということです。

「このような育てられ方をしたからこのようなコミュニケーションになってしまった」というわけではありません。そう考えてしまうと救いがないですよね。

私はそこにアドラー心理学の考え方を取り入れて相談者さんに考えていただいています。

アドラー心理学では「そのような育てられ方の影響を受けて、自分はこのようなコミュニケーションを取ろうと決めた」と考えるんですね。

あくまで決めているのは自分なのです。つまり、これから変えていくこともできるということです。

|新たなコミュニケーションを考える

人間というのは理由を知ると納得できる生き物です。

今現在のコミュニケーションギャップが起きている理由を「愛着」という視点から知ることができれば、これから新たなコミュニケーションを学んで変えていくことができるという「希望」に繋がっていきます。

当カウンセリングオフィスの恋愛依存症克服のためのプログラム「幸せエコーフレーズメソッド」では、新たなコミュニケーションを「日常の何気ない会話」からデータを取り、より効果的で自分も相手も幸せを感じていけるようなコミュニケーションを身につけていきます。

多くのカウンセリングでは、「原因の追究」で終わってしまうことが多いです。

しかし、大事なのは「これからどうするか」です。

あなたのコミュニケーションギャップを生んでいるパターンを知り、新たなコミュニケーションの引き出しを増やしていきませんか?

恋愛依存症や共依存により、相手に尽くしすぎて苦しくなってしまう、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまう、相手を優先して自分がいつも我慢してしまうなど、そんなお悩みがある方はぜひ一度お試しカウンセリングにてご相談ください。悩み解決のきっかけになれれば嬉しいです。

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